我々がここで主張する世界と理論の一致は、実のところユニヴァースを通じて普遍に主張されるべきテーゼではない。世界と理論の一致はさしあたり、「論理と詩の婚姻」を爆撃する理論装置であるに過ぎない。論理と詩の婚姻が孕む中心的問題は、論理と詩の非論理的非詩的結合過程に存する。この問題に辿りつくためには、二重の転倒を経なければならない。第一の転倒に至るための試問は次のとおりである。論理は、なぜ詩的に跳躍せねばならないのか。詩は、なぜ論理に担保されねばならないのか。