薦められた赤ワインを選ぶ。
「じゃあ、それをおねがいします。」
「承知しました。」
「それで、これを0まわりのテイラー展開にして頂けますか。」
「マクローリン展開で宜しゅうございますね。」
「ええ、二次まで展いてください。」
「ご予約はいつになさいますか。」
「ええと、水曜日は空いてますか。」
「水曜日、午後四時半からは如何でしょうか。」
「四時半か。五時からになりませんか。」
「五時からでも宜しゅうございますが、ご指定の内容ですと上がりの時間が午後十時を回ることになるかと思われますが。」
「そうですか。じゃあ、四時半からでお願いします。」
「畏まりました。お越しをお待ちしております。」
そして目が覚める。本当に頭がおかしくなったらしい。